カニ タラバガニ

タラバガニ

タラバガニは、深海に生息する大型の甲殻類で、カニという名前がついていますが実際にはヤドカリの仲間です。そのため、甲羅の形状が一般的なカニのような小判を横にしたような形ではなくオニギリのような三角形となっており、腹側は左右非対称、さらに一対の脚がエラの中に入っているため、ハサミが一対で脚が四対に見えるなど、カニとの形状の違いが見られます。
また、カニではなくヤドカリである証拠として、前方向への移動が可能となっています。

 

名前の由来は、生息域がタラ漁場と重なることから。漢字では鱈場蟹と表記しします。本来はカニではないのですが、伝統を重んじて現在でもカニと呼ばれています。

 

生息地域は、日本海、オホーツク海、北太平洋、北極海のアラスカ沿岸、ガラパゴス諸島、チリ、アルゼンチン付近となっています。日本の太平洋側では、駿河湾や徳島沖の深海での捕獲例があります。
水温の低い環境を好み普段は水深30〜350メートルほどの深海に生息していますが、4〜6月に浅瀬で産卵し、若いうちには浅い海に住むこともあります。
日本では主にオホーツク海で漁獲され、通販などでは北海道産のものが多くなっています。メスのカニに関しては漁獲が禁止されていますが販売に関しての規定はないため、ロシアからメスのタラバガニが輸入され、子持ちタラバガニとして販売されています。