カニ ハナサキガニ

ハナサキガニ

ハナサキガニの名称の由来は、主な漁獲地である根室の地名に由来するという説と、茹でると赤くなって花が咲いたような色になるからいう説があります。また、昆布が生えているところでよく獲れることから、コンブガニの異名もあります。
生息地域はベーリング海、オホーツク海、サハリン、千島列島となっています。日本では北海道周辺の納沙布岬付近と根室半島のオホーツク海側が主な生息地で、北海道ならではのカニとして有名です。

 

このカニはタラバガニの近縁種です。そのためハナサキガニもヤドカリの仲間であり、甲羅の形状などカニよりヤドカリの特徴をより多く持っており、多くのカニと違い前進することができます。
水深50〜200メートルの海域というタラバガニよりも浅い海底に生息しており、また分布範囲が狭いのも特徴です。
カニは雑食性であることが多いですが、ハナサキガニの場合は昆布や藻を食べていると考えられています。

 

ハナサキガニは食用として珍重されていますが、乱獲により1981年から3年間、禁漁が行なわれました。その後は漁獲制限が行なわれており、漁期と漁場が定められ一定の大きさのオスのみが漁獲対象とされています。これによりメスの個体数が大きく増えていることと、人口育成された稚ガニの放流など取り組みにより、個体数は安定して維持されていると考えられています。