タラバガニ アブラガニ

タラバガニとアブラガニの違いに注意

カニのなかでも圧倒的な人気を誇るタラバガニですが、実はタラバガニによく似たカニがいるということをご存知でしょうか。それはアブラガニというカニで、甲羅の突起の数などタラバガニと差異はあるものの、全体的なシルエットはほとんど似通っているため、何も知らないと区別がつきません。しかし、味に大きく劣るため、アブラガニは卸価格ではタラバガニの2/3ほどで取引されています。
そこで、安いアブラガニをタラバガニと偽って販売する悪質業者が跡を絶たないのです。そのためタラバガニを「本タラバ」などと呼び区別をするようなムードもあります。

 

ここでは、タラバガニとアブラガニの区別について、簡単にご紹介します。
まず、外観ではトゲの数が大きく違います。タラバガニの場合、背中の甲羅中央の突起が6本、脚には多くのトゲがあります。それに対して、甲羅中央の突起が4本、脚のトゲが少なくなっています。また、足の爪がタラバガニは短いのに対し、アブラガニは長くなっています。
概ね、タラバガニのほうが、びっしりとトゲが生えていると覚えていけばよいでしょう。

 

味のほうでは明確に違いがあります。
タラバガニは味が濃く甘みがあるのに対し、アブラガニは味が薄く筋っぽい印象があります。特にゆでたあとでは味の差が顕著で、タラバガニは甘みが増すのに対し、アブラガニでは味が落ちてしまいます。

 

このように、タラバガニとアブラガニには味に違いがあり、それを反映して値段にも差があります。
ただし、生食ではアブラガニも食べられないというわけではないため、自宅でたくさん食べたい時はアブラガニを購入し、贅沢をしたい時や贈り物にはタラバガニを購入するという使い分けをするという人もいるようです。これは消費者として賢い知恵であるといえますが、タラバガニと称してアブラガニを掴まされるのはいただけません。
見分け方を覚えておいて、騙されないようにしましょう。